専業主夫ツレのプチベジタリアンクッキング
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L25などに掲載している「きょとんちゃん」という漫画を書いている、ほそかわてんてんさんと、夫のツレさんの本です。
てんてんさんは、ふつうのごはんの人で、料理嫌いの片付け嫌い。
・・・失礼ながら、少々味覚の幅が狭いように、本からは感じました(そういう風にわざと書いているのかもしれませんが)。
一方、ツレさんはまめで料理好き、子供時代をヨーロッパや中東で過ごしたのでエスニック素材が「おふくろの味」と結びついています。
肉・魚を食べるとアレルギーが出るため、今はラクト・オポ(乳製品・卵は食べる)ベジタリアンです。
ツレさんがサラリーマンだった間は、てんてんさんが苦手ながらも料理をしていたそうです。
数年前、ツレさんはうつ病になり、その後退職して専業主夫になります。
その経緯は「ツレがうつになりまして。」という漫画になっています。
この漫画については、漫画、というメディアの「軽さ」ゆえに、気軽に読めるという評価と、病気の深刻さが伝わらない、特に病気の当事者は読まないほうがいい、という賛否両論あるようですが・・・
この料理の本で面白かったのは、まず、いろんな意味で、よくある夫婦のパターンと逆なこと。それは男性が料理をする、ということだけではなく、我が家をはじめ、多くの夫婦では女性がベジタリアンやマクロビオティックに興味を持ち、男性はふつうごはんというケースが多いですし、味覚についても男性のほうがより保守的でスパイスやハーブ、レンズ豆・ひよこ豆などのなじみのない味に抵抗したりするものですが、こういった点でも、てんてんさんたちは逆なんです。
しかも、奥さんがおいしいと思わない、という料理ものせちゃっています。
「料理をしているとおいしいものを作りたい、と思うようになる。でも、どんなにおいしい料理でもおなかがいっぱいで苦しい、というよりも、足りないくらいで欲求不満、というほうがいい記憶になる。それが、塩梅、ということだと思う」
「料理は自分の心も体も元気にしてくれた。病気になる前は激務で、好きだった料理もまったくできないばかりか、まともな食事もできなかった」
など、ツレさんのコラムも読み物としていいと思います。
バランス、ということでは、動物性の食べ物をほぼやめているところに砂糖などの甘いものがとても好き、というがちょっと気になりはしますけれど、それはさておいても、料理すること自体がヒーリングだし、楽しく一緒に食事することも大事ですね、やっぱり。
角川・エス・エス・コミュニケーションズ (2007/05/19)
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