はーもにあす すたいる マクロビオティックな暮らし

マクロビオティックで五感に「おいしい」生活を。スパム防止のためコメントは承認後表示にしています。

2006/06/23 [Fri]

Basic Lecture Course 第7回 by Organic Base その2

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オーガニックベースのBasic Lecture Course第7回"Macrobiotic is my life"、典子先生もスピーカーとしてお話されました。典子先生がマクロビオティックを始めた当初のことや、圭君が赤ちゃんのころのことなどは「Organic Base マクロビオティックと暮らす」にも書いている部分があるのですが、今回のお話ではそれをまとめて聞くことができました。

奥津典子さん
職業:マクロビオティックのインストラクター
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「現在は自分と夫、息子、娘の4人暮らしですが、10年前にマクロビオティックを始めた当初は東京で1人暮らしの大学生、それから福岡で1人暮らしのOL、妹と二人暮らし、結婚して夫の実家で、そこから独立して夫と二人そして息子が生まれ、昨年娘が生まれ・・・結構いろいろなライフスタイルを経験してきています。それだけ女の人生がダイナミックである、ということなのでしょうか。」

典子先生とマクロビオティックとの出会いは、久司先生の「マクロビオティック健康法」の旧版でした(現在、一般に入手できるのは新装改定版です。floorの森田さんも旧版を読んで感銘を受けた、とecocoloの対談でコメントしていましたし、読んでみたいのですが・・・)。最初は、「マクロビオティック」という言葉には今考えると不思議なくらい無反応で、それは子どものころ、17回引越し、転校して、少しのことには反応しなくなっていたからだと思う、ということでした。
ところが、パラパラと読んでいくうちに大変な衝撃を受け、「これはすごく変な本で、これに感動して惹かれるのは自分くらいだろう」と感じたそうです。
それで、とにかく、週に1、2回、玄米を炊いて食べることから始めたのですが、今のように情報や教室がない状況で、振り返ってみると偏ったアンバランスなことをずいぶんやっていた。よく、「マクロビオティックをストイックにやっているのによくならない」という人がいますが、それはマクロビオティックをストイックにやっているのではなく、偏っているだけなんです、と。
マクロビオティックを始めたころの体調は
・心臓が弱い。
・爪が腐っている
・血圧50以下、体温35℃以下
・握力5kg
・生理痛で気絶したり、道で倒れてしまうことが年に数回
という状態だったのにもかかわらず、それは体質だと考えていたので、マクロビオティックで体調を良くするという発想がありませんでしたが、それでも握力が30kgになり、活発・行動的になったことには気がついたそうです。
今では上記のような体調不良はなくなり、肌も変わって石鹸で洗うほか基礎化粧もほとんどしないのだとか(以前のセミナーで日焼け止めを塗らないとおっしゃっていましたが、透明感があってキレイなお肌なんですよ)。
精神的には、
・優先順位がついて自分に必要なものが分かるようになった。以前は人にどう思われるかが基準で、そうかといって人に良く思われるのも怖かった。(後で失望されるから)
・用事がないのにフラフラとコンビニに入って不要なものを買ったりするようなことがなくなった。
・チョコレート依存症がなくなった。以前は朝からチョコレートを食べ、ヘタをすると1日の食事が板チョコ1枚ということもあった。
・友人との長電話が減った。以前の状態は今ならメール依存症になっていたと思う。
・自己肯定ができるようになった。自分だけではなく、「人間は長い地球の歴史の中でこんなに短い間に地球にダメージを与えている醜い存在だ」と人類自体を否定していた。
それが、もともと悪いものが良くなるという考えから、もともと良いものがもっともっと良くなるために、本来の力を発揮できるように(マクロビオティックで変わっていく)というように、あるとき根本から考え方が変わった。

(司会のマネージャーさんから、各ライフステージでマクロビオティックを実践する時に困ったことなどは?という質問)
<1人暮らしだったとき>
1人暮らしだと、食事を菓子パンで済ますこともできてしまうし、20代の前半女の子は恋愛など対人関係で頭がいっぱいで、そこに食事のことまで、というのはなかなか大変。
付き合いについては、家ではマクロの食事、外では何でも食べる、という生活をしていたけれど、当時はまだ肉を食べると調子が悪くなるという反応が顕著に出ない段階だったのが逆に幸いしていた。
<夫の実家にいたとき>
舅に対しては、関心が相手にあるうちは(相手が変わるのは)無理で、まず自分が愛されるように、大好きなお父さん、と思って接する、ということに気がついた。
<夫と、子どもと>
最初の1年は反発されたけれど、1年で済んだのは良かったと思う。
一番悩むのは子どものこと。自由に選択させると言っても、お菓子とご飯を子どもに選ばせれば子どもはお菓子を選ぶもので、自由が行過ぎれば放任になってしまう。だからある程度の制限は必要。一方で、あまりにも制限してしまうとストレスを与えているだけか、とも思う。
スイミングスクールの帰り、自転車置き場までのほんの数十メートルの間にコンビニやマックがあって、お友達はお菓子を買ったり、子どもにねだられたほかのお母さんは「じゃあ、マック寄るけれど奥津さんは?」となったり・・・

(マクロビオティックをやめたくなったことは?)
ないです。むしろ、すがるような気持ちでここまでやってきたと思います。

ここからは、講義みたいになりますが、ということで。
マクロビオテックが間違っているのではないか、と思わせられるようなこと、というのは起こるものです。
そんな時、全てのものに陰陽を見出す、ネガティブに思えることがあったら必ず反対の面もある、と考えましょう。
マクロビオティックを実践していると、3歩進んで2歩下がるどころか、1歩進んで2歩下がるだわ、と思うことが多いかもしれません。でもそれは後退ではなく、進んでいるんです。後退だと思うのは近代西洋の直線的な時間軸の考え方です。
たとえば「じゃんけん」を考えてみてください。
チョキ>パー>グー>チョキ>パー・・・
と循環していますよね。
同じように、理想的に「マクロビオティックっていいじゃない♪」と進んでいく時期、現実(過去の食生活、家族、社会)と折り合いをつける時期は循環し、螺旋を描いて進んでいきます。

典子先生がマクロビオティックの生活を送っていく上で大切にしていること
・ネガティブなことが起きたら反対の面を見つけること
・料理することと食べ方
・お祈り
敬虔な気持ちで玄米を炊く、新鮮な気持ちで素材と向かいあう。
食べる、というのは自分の中に外からものを受け入れる、ということである意味「受身」なので、バランスをとるには能動的な行為が必要です。それが、料理することであり、よく噛むことです。これらが欠けていると、食べ物がどう、という以上にそれ自体がアンバランスで異常をきたすことになります。
今は意識しなくても平均30回以上は噛むようになりました。毎食は難しいと思います。外食や人との会食では「変」ですし。それでもできたら平均で一口50回、週に1、2回は100〜150回噛みましょう。
噛むことは、口の中に回転を起こし、「おむすび」と同じように陰陽を調和させます(上からの力と下からの力)。本来は歯1本1本がまんべんなく使われ、刺激されるものです。
でも、現代人はまずしっかり噛むことができません。
食べ物に関わらず健康な人というのは背筋がしっかり伸びて、食べ物にまっすぐ向き合って、よく噛んで食べているはずです。そうすると、食べたものがすうっと自分の中に落ちていって、スムーズに同化してくれるのです。背筋が曲がっているとそれだけでどこかに引っかかって、吸収のされ方がまったく違います。
100以上かむときには、両手の親指、人差し指、中指をあわせ、目を閉じて集中してみてください。

最後に「もっとマクロビオティックがやりやすい世の中になりますように。」

以上で、Basic Lecture Course第7回、すべて終了しました。
毎回、ボリュームのある内容でした。無欠席で通うことができたことに感謝しています。

この記事へのコメント

今日は、その2の投稿待っていました。
典子先生のお話も参考になります。
皆さん、失敗を繰り返して、マクロビオティックを自分のものにされているんですよね。私たちは、失敗する例を教えていただけるだけ幸せです。でも、昨日、今日と記事を読ませていただいて、自分のマクロビオティックを確立するのは本当に時間がかかるんだなぁ。。って思いました。

ところで、我やのお食事メンバー決まられましたか?
マクロビオティックコースってあるのですね。
面白そうです。

>colorful-heartさん
こんばんは。
私がマクロビオティックを知ったのはちょうど典子先生がマクロビオティックを始められたころと同じくらいで、その当時は情報は本当に少なくて、私は自分で始めようとは思わなかったのですけれど。花田美奈子先生も「玄米食べている人って暗くって(笑)、だからおしゃれなイメージに変えたかった」とおっしゃっていました。
今はずいぶんやりやすくなっていますよね。その辺は大人のバレエと似ているかもしれません。

我やさんのお食事会のメンバー、現時点ではまだ決まっていません。
マクロビオティックコースは私も初めていただきます。

初めてコメントさせていただきます。
いつも読み逃げしていました。すみません。
マクロビオティクをご自分のものにされていった典子先生の経緯を教えてくださりありがとうございます。

>・ネガティブなことが起きたら反対の面を見つけること
以前から一方的なものの見方には気をつけていたのですが、マクロビオティックを始めてからよりこの気持ちが強くなりました。
私の通う教室の先生は困難に出会ったとき
”一年後の自分は笑っている”と考えるそうです。
未来の自分から現在を見ることも大切だと仰っていました。

まだ全ての困難を受け入れられるわけではありませんが、そこには学びがあるのだと思えるようになったマクロビオティックにはやはり感謝したいです。

>レイハネさん
コメントありがとうございます。
私もそちらのサイトにおじゃまさせていただいことがありますが・・・コメントはまだ、なんです。

>私の通う教室の先生は困難に出会ったとき
”一年後の自分は笑っている”と考えるそうです。
北村薫「秋の花」という本で、いじめにあっている小学生の女の子が「大人になればなんでもない」と言っていたのを思い出しました。・・・大人になっても煮詰まってしまったとき、時間軸や、立ち位置を変えて考えることは私にはなかなか難しいのですが、マクロビオティックを知っているおかげで立ち返りやすくなっているのではないかと思います。
どうぞまたいらしゃってください、私もそちらに行かせていただきます。

先日Mちゃんからこのブログを教えてもらい、典子先生の聞き取れなかった講義を知ることができ一言お礼をと思っていました。ありがとうございます。レクチャーでは自分がなにを言ったか分からず今思い返してもお恥ずかしい限りです。パソコンにメールもやっとできるようになりました。色々な方のブログを拝見するようになってこんなにもマクロをしてる人が居るのだとビックリしてますし、みなさん凄いので驚く事ばかりです。これからも拝見させていただき参考にしますので宜しくお願いします。黙ってみててすみませんでした。

奥津典子先生のお話をこんなに分かりやすくまとめて下さって・・・感激です!
私自身も自己肯定できなかったり、電車の中で倒れたり・・・。ですから、奥津先生も初めから上手くいっていたのではなく、真摯にマクロビオティックと向き合って現在に至るのね・・・と、勇気づけられました。
「ネガティブなことが起きたら反対の面を見つける」全てに陰陽がある!そう考えると、まーるく進んでいけるような気がします。本当に勉強になりました!

>マクロビおばちゃんさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
お話を聞くことができて、良かったと思います。私たちは子どものない家庭ですが、マクロビオティックは自分たちのためだけのものではなく、もっと幸せな世の中になっていくために、ということも意識しようと思いました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

>utattimiettiさん
こんばんは。
典子先生がマクロビオティックを始めたころ、絶不調な20代前半だった私。あのころ始めていれば、いえ、そうでなくても、もっと早く始めていれば、とも思いますが、それぞれの人に最適なめぐり合いの時期があるのでしょう。だから、出会えたことに感謝して、真摯に敬虔に向かい合っていこうと思います。

 奥津典子先生のマクロビ人生(?)にもいろいろなステージがあったのですね。螺旋を描いて進んでいくマクロビ生活、私もまるごとうけとめてエンジョイしたいです。
 私もマクロビに出会えて、夫婦ともに人生が変わってきたように思います。マクロビに出会えて本当に感謝です!もっと早くにマクロビに出会っていたら、ほっぺににきび跡をたくさんつくらないですんだのに・・・。ですが、出会いの時期も私にとって意味があるのかもしれません。

 話は違いますが、最近、マクロビ版ウイロウとかぼちゃの蒸し羊羹がマイブームです。和菓子は夏の時期に冷やして食べると美味しいですね。

>toriさん
こんにちは。
典子先生がおっしゃった「理想的に進む時期」「現実と折り合いをつける時期」はどんなことにもあると思います。
バレエを始めて3年、まったくの初心者という段階ではなくなり、でも思ったようには上達しない、とちょっとツライ時期です。先生に「せめてあと10年早く始めたかった」と言ったら「でも、若いころに始めたらお金が続かなかったり他の遊びが忙しくてお稽古できなくなったりしたかもしれない。いつでも始めたときがその人にとっての良いタイミングなのよ」と言われました。
我が家では今はマクロビオティックをやっているのは私だけです。でもパートナーの人生にも私を通してマクロビオティックは少なからず入り込んでいます。それが彼にとっても良いことになるように、と願っています。

ういろうって、出張のお土産でいただくと切り分けなくちゃいけないから大変だったんですよね〜(今は一口包装のものがありますが)。そろそろマクロ水羊羹も作りたくなってきました。

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しろうさとくろうさは東京都内、運河のある町で暮らしています。 2人のHNの由来は絵本「しろいうさぎとくろいうさぎ」。 しろうさはマクロビオティック、くろうさは・・・ふつうのごはん。 でもふたりなかよく、まあるく、暮らしています。 ※コメント、トラックバックは承認後表示です。 プラン・ジャパン メルマガ相互紹介は【めるまりんく】

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