Basic Lecture Course 第7回 by Organic Base その1
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典子先生のレクチャーは6回目まで、というインフォメーションがあったためなのか、気持ち、会場の人数が少なめに感じました。
でも、マネージャーさんによると、今回のコース、1時間40分×7回という制約があっても一番はずせなかったのが7回目の内容なのだそうです。
それは、マクロビオティックを毎日の生活の中に取り入れることが何よりも大切なことだから。
レクチャーの内容はある意味、理想(もちろん、実践するためのポイントはたくさん、たくさんありましたよ)で、ではこのコースが終わって、ひとりひとりが毎日の生活をどうするの?となったときに、違ったライフスタイル、ライフステージの体験談が必要だと考えているから、ということです。
もともとオーガニックベースのコンセプトが「マクロビオティックを連れて帰ろう」ですから。メルマガ「しろうさ食堂」に掲載するレシピのリクエスト募集!
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中美恵先生のマクロビシリーズ
職業:オーガニックベーススタッフ
世田谷区で家族と3人暮らし
体調を崩し、長期の休暇で訪れたブラジルでマクロビオティックと出会ったという斉藤さん。おばさんの更年期障害がマクロで改善したことを知って、興味を持ったそうです。地球の反対側のマクロビオティックはどんなもの?と思いますが、斉藤さんが見てもらった人はマンションの一室でカウンセリングをしていて、内容も食材(レモンの葉のように「どこで手に入れるんだ、というようなものまで)、調理時間に至るまで細かく指定があり、調理をしていると魔女になった気分、だったとか。
初めて1週間で体調に大きなな変化があり、これは自分の運命を変えてくれるものだ!と思ったそうです。
帰国してからも自分なりに厳密に実践していたのですが、家族の摩擦や(ご両親は娘が元気になったのだから、と基本的には受けれてくださっていたそうなのですが)、友達と会っていても食べ物のことばかりがきになってしまったり、という時期を経て、オーガニックベースの「マクロビオティックは規則ではなく、法則」というコンセプトのもと、マクロビオティックと「再会」し、今はスタッフとして働いていらっしゃいます。
斉藤さんのお話で印象に残ったのは
「行動は習慣を変え、習慣は性格を変え、性格は運命を変える」と言う言葉から、マクロビオティックは運命を変えてくれたり、幸せを運んできてくれたりするものではないし、「肉を食べない=OK」と誰かが合格のはんこをくれるようなものでもない。マクロビオティックは日々の行動のひとつひとつ選ぶきっかけに過ぎないもの。自分の選択の積み重ねが結果、幸せを作っていく。
マクロビオティックの枠に自分をはめ込んでいくのは無理があり、自分の生活にマクロビオティックを取り込んで、広げていく。
ということでした。
村田さん
職業:主婦
家族と5人暮らし
間違えて娘さんのサングラスを持ってきてしまい、用意した原稿が読めない、とおっしゃっていましたが(失礼ですが・・・なんだかおちゃめでかわいらしい雰囲気の方でした)、メッセージがちゃんと伝わってきたのは、毎日の生活に根ざした内容だからだと思います。
3人の娘さんのうち、長女が喘息とアトピー性皮膚炎、三女が腎臓疾患というトラブルはありましたが、皆さんそれぞれ大学を出られて、今度はご自身とご主人の生活習慣病のリスクが気になっていたところ「玄米がおいしい」という本を読んだのがマクロビオティックを知ったきっかけだったそうです。村田さんご自身がおっしゃっていましたが、
ご家族には、外では好きなものを好きなように食べてもらい、家では村田さんのお料理を食べる、ということで取り入れていったそうですが、実際に体調が良くなり、健康診断の数値も変わると、ご主人もお友達に玄米を薦めたり、本を読んだり、また台所に立つようになったそうです。家族の会話も健康の話、環境、貧困、公害、平和とダイナミックなものに変わったと言います。
長女の方は、ステロイド剤の影響による背中に色素沈着がマクロビオティックの食事を続けるうちにアトピー症状そのものの改善とともにかなり薄くなってきたそうです。アトピーについては、会場からも「特に食事で気をつけていることはありますか」という質問がありましたが、
・調子の悪いときには朝食を抜いて梅醤番茶だけにする
・会社にはおにぎりとお味噌・野菜をラップでくるんで持って行き、お湯を注いでお味噌汁にしていただいている
・1年半続けてきて良くなってきたのが半年くらい前から。根気よく続ける必要がありますよ、ということでした。
お嬢さんたちも、今でもお友達と普通に外食やお茶を楽しむこともあるそうですが(ただし回数は少ないともおっしゃっていました)、帰宅すると梅醤番茶などのお手当てをしているそうです。マクロビオティックの範囲のもの、そうでないものを両方摂ることで、食べ物の影響を自分の身体で経験している、ということで、そうやって自分で体得したものは着実に身につくのだろうなあと感じました。
平和、というのは、それぞれの家庭で子どもたちに伝えて、そこから発展していくものだと思います、皆さんも自分で得たものを少しでも他の人にお話してください、とおっしゃっていました。
河村さん
職業:サービス業
1人暮らし
唯一の男性スピーカーである河村さん。
典子先生やマネージャーさんが「男性がマクロビオティックを受け入れるには、社会的な位置づけがどうか、ということがポイントになる」とおっしゃっていますが、河村さんもマクロビオティックの理念や哲学から入っていったのだそうです。
きっかけはある雑誌の久司先生と坂本龍一さんの対談で、最初に読んだ時は「マクロ」とつくので「新しい経済理論かな」と思っただけ、ところが1年後に再読したところそれは経済理論でもなく、健康のことでもなく「生命の起源」についての内容で、そこから興味を持ったということでした。
サービス業である仕事の関係で、昼食・夕食は従業員食堂で食べることになり、自宅で食べるのは朝食のみ。最初は朝食の玄米を炊飯器で炊くことから始めたそうです。会社では最初に「体質改善をしたいので肉や乳製品を食べるのをやめる」と宣言してしたので、誘いがあることも少なく、従業員食堂がサラダバーのように自分で選べる部分があったのも幸いだったということでした。
思想面からマクロビオティックに惹かれたので、当初は調理プロセスの大切さなども知らず、ただ「玄米菜食」をしていただけだったけれど、それでも乳製品をやめて鼻(鼻炎と花粉症)・胃腸(下痢)の調子が軽減し、精神的には、1年くらいたったころからイライラしなくなったという変化があったそうです。
河村さんがマクロビオティックに感じる魅力、というのはやはり思想の面が大きいようです。マクロビオティックが何か、というのはひとりひとり、その人にとってのマクロビオティックが違うので、そこが説明が難しいところでもあり、奥深く面白いところでもあるのですが、今の河村さんにとってのマクロビオティックは「自分が自然体になっていくための、玄米菜食を中心としたライフスタイル」。
人間の身体はお腹が減ったら腹が立つ、というようにとてもシンプルで、そのシンプルな仕組みの組み合わせで全てを把握できないほど複雑な働きを持っていること。
「生命の起源」というような大きなことから、今何を食べようという小さなことまで両方に共通する考え方なので、興味をもったことがバラバラにならず、マクロビオティックを通して一つの世界観の中で考えていかれること。
和食をベースとしているマクロビオティックは日本人としてのアイデンティティを満たしてくれること。
そんなお話を聞いていて、どちらかというと男性的に考えることが多い自分としては共感するところがありました。
マクロビオティックを続けていくために必要なこととして、理解のある友人・仲間・パートナーの存在とともに「手段」であるマクロビオティックの実践を「目的」にしないこと、をあげていました。
男性、ということでは、特に肉がどうしてもやめられないというような男性ならではの嗜好はないけれど、という前置きで、野菜のカットは女性よりも大きめ、カフェごはん風の盛り付けよりもお茶碗・お味噌汁・おかず、という和食的な盛り付けが落ち着く、のだそうです。
1人暮らしの人からの質問で、実家に帰ったときの家族との食事は、お母さんと一緒に買い物や料理をするようにしているけれど、そうでない場合は作ってくれたものを普通に食べている、年に数回のことだし、東京に戻ってから調整しています、ということでした。
この記事へのコメント
正直、マクロビオティックをはじめたもののどうやって受け入れたらよいのかわからなくて、最近悩んでいました。茹で野菜やいため野菜ばかり食べていたら風邪を引いてしまったりして。。。
徐々にマクロビオティックの法則を理解して、受け入れることが必要のようですね。
そして、パートナーにも受け入れてもらうことも。
非常に参考になりました。ありがとうございます。
初めまして、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、私は昼のコースに通っていました。友達が夜のコースだったのでそちらの様子も聞いていましたが、細かい点での違いはあったと思います。質疑応答は昼のコースでは時間が足りなくてできないこともありました。
私も落としていること(というか、聞く人によって響いて心に残ることは違うと思うんですね)がたくさんあるので、他の方のブログを見るととても勉強になります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
いつもコメントありがとうございます。
マクロビオティックには「標準食(クシ・マクロでの言い方ですが」という基準があるために、それをクリアすることがテストのように思われてしまう点があるような気がします。
パートナーとの食事のことで悩んだときには、マクロビオティックだから問題が起きるのではなくて、二人の違った人間がいっしょに暮らしている以上はかならず起きる問題であり、マクロビオティックがあるからよりよい方向にいかれるんだ、と考えよう、と思っています。
コメントありがとうございます。
今回のスピーカーの方たちは、それぞれ自然な形で自分も、周りに対してもある「壁」は越えていらっしゃったと思います。もちろん、日々試行錯誤されているところはあるのでしょうか、皆さん楽しそうで、いいなあと思いました。
最終回の講義メモ、まだ典子先生の分がありますので、がんばってまとめます。
コメントありがとうございます。
そうですね、マクロビオティックは「バランス」です。野生の動物はマクロビオティックなんて知らなくても、自分が必要な食べ物がわかる。私たち人間は本能的な直感から離れてしまっていたり、体と頭がばらばらだったりしてしまいますが、それが文化・遊びの豊かさにもつながっていると思うのです。
お互い、パートナーとも良い関係を築けるように、楽しくやっていきましょう。
パートナーの意見も尊重しつつマクロビを楽しみたいですね。
こんにちは。毎日爽快!そのための方法論ですよね、マクロビオティックは。
そうだ、書き忘れていたのですが、河村さんがいつか自分にとって「マクロビオティックをやっている」という意識もなくなるだろう、というようなことをおっしゃっていました。「マクロビオティック」という言葉があるので、何か特別なことのように感じますが、よーく考えてみると今の世の中の体制とちょっと違うだけで、人間という生き物として、日本人として、ごく自然な生き方なのだと思います。
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わたしもレクチャーコースに通っていました。
自分も何度もノートを読み返したりはしていたのですが、しろうささんがこんなにきちんとまとめを作られていてびっくりしています。
うっかり聞きもらした部分が補足できて、大変感謝してます。ありがとうございます!あと、質問への答えが、わたしが聞いたもの以上に答えられているように感じたり(実はわたしけっこう質問を出していたのです)、もしかしてしろうささんは聞き取りの魔女?(笑)なんて思っていたのですが、7回目ののレクチャーのまとめを読んで、お昼の回に参加されてるのかな、と合点が行きました。わたしは夜の回に参加してたので、7回目のスピーカーも、先生の講義や特に質問での言葉使いも多少違っていたのでしょうね。
というわけで一言お礼がいいたくてコメントさせていただきました。
また寄らせていただきますので、よろしくお願いします☆